紀子妃の「薔薇のアーチ」言及で眞子さんとの溝が深まる理由とは?
お誕生日の機会にあえて
これまでの経緯に触れておくと、2020年3月から昨年9月にかけ、秋篠宮邸には大規模な改修工事が施されていた。隣接する赤坂東邸の改修費を含めた総工費は最終的に34億6600万円と公表され、工事中のご一家の仮住まいである「御仮寓所(ごかぐうしょ)」の建設費9億8千万円とあわせ、およそ44億円が費やされる大事業であった。関連工事は今も進められており、トータルで工費50億円を超すのは確実となっている。
秋篠宮家の側近トップである加地隆治・皇嗣職大夫は昨秋、「年度内(2023年3月まで)にご一家でお引っ越しされる」と説明。その後、佳子さまだけが「分室」(旧御仮寓所)にとどまっておられると報じられたものの、皇嗣職は「プライベート」を理由に一切の説明を拒んできた。それが6月30日、方針を一転させ、唐突に改修工事に言及したのだった。
「大夫は『ご家族間で話し合われ、工事開始前に眞子さんと佳子さまのお部屋を設けないことは決まっていた』『経費を削減するためだった』などと説明しましたが、節減された金額については『算出が困難』として回答を拒否したのです」(同)
それもあって記者会は、お誕生日の機会にあえて紀子妃に質問を投げ掛けたという。
「ご回答は拍子抜け」
が、
「肝心のご回答は、端的に言って拍子抜けでした」(同)
そう断じるのだ。
「概して6月30日の大夫の説明の域を出ていません。まず『改修の規模をできるだけ抑えられるよう家族で相談』したとありますが、やはり具体的な金額が示されない以上、説得力には欠けます」
また経緯の説明が6月にずれ込んだことについては、
「『誰がどの場所に住むかについては私的な事柄であり、セキュリティーにかかわる事柄でもあることから、説明を控えてきました』とされながらも、『宮内庁で、大きな変更点についてはさらに説明が必要と判断した』。その結果、時間がたったことには『補足説明が必要だと考えてから準備をして発表ができるようになったのがこの時期だったと聞いております』などと、まるで職員が率先して動き、ご自身は報告をお聞きになるだけだったかのような仰り方が目立ちました」
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