巨人にとっては屈辱、阪神にこれほどなめられた年はないと思う理由【柴田勲のセブンアイズ】

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阪神は「総合力」の勝利

 阪神が優勝した。まずは岡田彰布監督におめでとうと言いたい。シーズンを通してスキのない野球を貫いた。大雑把な野球をしたチームにとっては辛かった。

「総合力」の勝利だ。抜きん出た選手はいなかったが、全員野球で戦った。大きな補強はなかった。大竹耕太郎はソフトバンクから現役ドラフト移籍だし、外国人選手ではシェルドン・ノイジーくらいだ。

 佐藤輝明を三塁に固定し、大山悠輔を一塁に回すと中野拓夢を二塁にコンバートした。木浪聖也も遊撃で飛躍した。既存戦力を適材適所で起用、我慢して使い続けた。...

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