「大阪万博」って本当に間に合うのか? 開催まで1年半なのにほとんど「荒れ地」の現場

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日本館も約3カ月の着工遅れ

 しかも、建設が遅れているのは他国のパビリオンだけではない。起工式が行われた日本館も、決して予断を許さない状況だ。

「日本館の工事もまた建設業者の入札が2度も不調になり、約3カ月遅れの着工です。さすがに再来年4月13日の開幕には帳尻を合わせるんでしょうがね」(経産省担当記者)

 日本政府肝いりの日本館は、カーボンニュートラルや循環型社会を掲げ、バイオの力を用いて会場で出る1日1トンの生ゴミをこの場で分解するという。そんなにゴミが出るくらいに賑わう開催当日を予定通りに迎えられるといいのだが……。

撮影・吉川 譲、西村 純

週刊新潮 2023年9月21日号掲載

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