京アニ事件、青葉被告の無罪を主張する“手練れ”弁護士の過去 親族は「100%死刑だと思っている」
独りよがりな憎悪の炎で36名もの命を奪った男――。4年前の「京アニ事件」の裁判が今月5日、京都地裁で始まった。悲嘆に暮れ、心痛にあえぐ遺族の前で、男は何を語ったのか。また、国民の常識的な感覚からおよそ乖離した“反体制派弁護士”の戦術と素性とは。
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青葉真司被告(45)は自らの乗った車椅子を地裁の職員に押され、初公判の法廷に現れた。青の長袖シャツに濃紺のズボン姿。顔をマスクで覆ってはいたが、こめかみや頬にやけどの痕跡が生々しく残り、耳も完全にひしゃげている。...