亡国・日本へのアンチテーゼとなった「VIVANT」 世界に日本産ドラマを発信する意気込みを感じたポイント三つ
今夏、最も熱を発したというか、熱を奪った「VIVANT」。苦手な人が文句を言えなくなるほどの熱狂。逆にTBSはこれに注ぎ込みすぎて、カラッカラに枯渇したのでは。なんて斜に構えて皮肉を書きたいところだが、マジで面白い。堺雅人という多面体俳優をあらゆる角度から楽しむことができる名作だと思う。
そして、堺が演じる乃木憂助が属している、政府非公認の諜報機関「別班」にも興味津々。非凡な人材を選りすぐり、法律や倫理観に縛られずに動けるよう鍛錬、潤沢な資金で秘密裏かつ縦横無尽に活動できる。...