誰も知らない中国「過激セクシー動画」市場の衝撃 1年で会員数2000万人超え「ModelTV」が日本を“丸のみ”する日

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「日本人なら絶対バズる」

 急成長を背景に攻勢も本格化。最近ではModelTVの関係者が直接、日本のセクシー動画を制作するメーカーなどに声をかけ始めているという。実際に打診を受けたメーカー関係者がこう話す。

「彼らは開口一番、“日本の女優が出れば、絶対に売れる”と太鼓判を押していた。“中国人はみんな日本のセクシー女優が大好きで、リスペクトしている”とも言い、“中国は人数(人口)が違います。しかもデジタル決済が進んでいるので、動画配信との相性はメチャクチャいい”と力説していました。殺し文句として“会員数はまだまだ伸びるので、絶対に儲かります”と自信満々に話していたのが印象的でした。正直、心は揺れましたが、彼らの“中国人向けにオリジナル作品をつくってほしい”との提案は迷った末に断りました」

 理由は無修正動画が溢れるサイト内に自社メーカーの作品が出ることで、日本の業界団体や規制当局から目を付けられることを嫌ったためという。

「日本のある同人メーカーはモザイクをかけた自社作品を“二次使用”の形で、すでにModelTVに卸しているそうですが、モザイクが入っているためか売行きは良くないといいます。メーカーのなかには縮小する一方の日本市場を捨て、“金脈の眠る中国市場で勝負するべきだ”と考えているところもあるとか。実際、中国市場で大儲けできる可能性は高いと考えられ、近い将来、業界全体として“決断”を迫られる日が来るかもしれません」(同)

 日本の業界を“丸のみ”するか、それとも習近平政権に潰されるのが先か。中国に残された「最後のフロンティア」を舞台に生き残りを懸けた闘いが始まっている。

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