「VIVANT」祭り!で出演のタイミングが気になった…二宮和也にもスポンサー企業のジャニーズ“撤退ドミノ”が影響か

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ここまでの放送は……

 番組冒頭、東京・赤坂のTBS本社前には1000人ものファンが集まり、堺雅人はじめ阿部寛、二階堂ふみら9人の出演者がレッドカーペットを歩いて登場する演出がなされた。

「そこにはなぜか、二宮の姿はありませんでした。堺らがスタジオに移っても、二宮と松坂桃李は写真パネルが置かれていました。二宮が登場したのは20時過ぎ、1時間遅れての登場でした」

 何があったのだろう?

「その直前にあった提供アナウンスを聞いて、謎が解けました」

「ここからはP&Gと、ご覧のスポンサーの提供でお送りします」とのアナウンスで、ローソン、長府製作所、三井住友カードのロゴが流れたところだろうか。

「いえ、その前です。『ここまでは、ご覧のスポンサーでお送りしました』とスポンサーロゴが映し出されたところです」

 キリン、アフラック、セブン&アイ、SBI損保、キユーピー、マクドナルド、カーネクスト、第一生命、アサヒビール、パナソニック、三井不動産、積水ハイム、日産、ユピテルのロゴが流れた。「VIVANT」の特番だけに、そのスポンサーも豪華だ。

「キリンを筆頭に、アサヒビール、日産は“ジャニーズ撤退”を宣言した企業です。その提供枠が外れた途端に、二宮が登場したのです。これは単なる偶然ではないような気がします」

撤退ドミノの波紋

 CMに注目して番組を見ると、番組後半は役所広司が出演するCM、ソニー損保と第一三共の歯磨き粉、サントリーBOSS、阿部寛が出演する象印の炊飯器などが目立った。

「これがタレントとスポンサー、テレビ局とスポンサーの関係を如実に表しています。イメージに合わなくなれば企業はCMに起用しなくなり、そのタレントが出演する番組にはCM出稿もしなくなるわけです。第一三共もジャニーズ撤退を宣言しましたが、『VIVANT』の主要キャストである役所さんをCMに使っているので提供元になったのでしょう。役所さんはスタジオにこそ現れませんでしたが、番組の最後に生電話で登場して番宣を行っていました」

「VIVANT祭り」の前日には、同じTBSの「人生最高レストラン」にゲストとしてKinKi Kidsの堂本剛(44)が出演した。

「サントリーの一社提供の番組ですが、サントリーホールディングスは翌週の11日に、ジャニーズ事務所と新たな契約を結ばないことを表明しました。『人生最高レストラン』には今後、ジャニーズ所属のタレントは起用されない可能性があります」

 スポンサー企業のジャニーズ撤退ドミノは、テレビ局にも大きな影響を及ぼし始めたということだ。

「ドラマや歌番組のキャスティングも変わってくるでしょう。まずは年末年始の特番に大きな変化が見られると思います」

デイリー新潮編集部

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