中日は「二軍もボロ負け」状態で「暗黒時代に突入」 立浪監督と片岡二軍監督の関係にも問題か

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再建ポイントは打撃陣

「中日二軍のチーム防御率は、4.29。 4点台はウエスタン・リーグで中日だけです。近藤も防御率が6点台なんですよね。ファーム戦で急に良くなったとの話も出ていませんでした。左の救援投手が少ないための昇格だったのか、それとも、片岡二軍監督が立浪監督とコミュニケーションが取れていないとの情報が本当だったのか。近藤のメンタル面が心配です」(前出・地元メディア関係者)

 近藤ら4投手が降格となった8月26日、福谷浩司(32)、祖父江大輔(36)、上田洸太朗(20)の3投手が昇格となった。しかし、複数投手の入れ替えは片岡二軍監督も想定外だったのだろう。オリックス二軍に2対12で大敗している。

「そもそも、中日の再建ポイントは打撃陣です。今季は先発投手陣が『10敗カルテット』なんて言われていますが、柳裕也(29)、高橋宏斗(21)の防御率は2点台で、小笠原慎之介(26)も3点台前半です。涌井秀章(37)も105イニングを投げています。10敗していますが、内容は決して悪くありません」(前出・同/成績は14日時点)

 ファームは若い投手を育てられない。ということは、若手の実力差が大きく、「下からの突き上げ」もないので、一軍投手は安穏としていられるわけだ。

 課題の打撃陣だが、チーム打率2割3分8厘、347得点、総本塁打62はリーグワーストだ。しかし、チーム打率5位のヤクルトとの差は、たった2厘。なのに484得点を挙げており、この2厘の差が137得点もの違いになるとは思えないのだが。

 やはり、立浪監督が勝負師となるときに醸し出す“独得の雰囲気”に選手たちは萎縮しているのではないだろうか。

「ファームでは一軍昇格に怯える 声も聞かれます。近藤の影響でしょう。立浪監督は『試合前に白米を食べるな』と指示し、選手たちをビックリさせました。でも、監督就任直後の21年秋に、茶髪、ロン毛、ヒゲの禁止令を出し、昨春キャンプでも『ヘラヘラするな!』と笑顔禁止令を出しましたので、白米禁止令を淡々と受け流していたスタッフもいました」(前出・関係者)

 まだペナントレースは全日程を終了していないが、堂上直倫(34)、福田永将(35)、大野奨太(36)のベテラン3選手が現役引退を表明した。16日にようやく1軍に合流し、18日には先発予定だという、注目の根尾昂(23)は9日、阪神二軍戦に先発したが、6回5失点で敗戦投手となった。5四死球4暴投も記録している。ここまでファーム戦23試合に登板しているが、0勝7敗。やはり、中日は暗黒時代に突入してしまったようだ。

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