木久扇が「笑点」引退、後任の本命二人の名前 「落語界のプリンセス」に期待の声
国民的演芸番組である「笑点」で、最古参のレギュラーメンバーの林家木久扇(85)が、来年3月で番組を卒業することになった。
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落語担当記者が解説する。
「8月27日に放送された『24時間テレビ』における『笑点』で、本人が明らかにしました。理由は“芸は次世代にバトンタッチしなくてはいけない”“(春風亭)一之輔(45)と(桂)宮治(46)が加わって、番組がとても面白くなった”と、世代交代が念頭にあることを示唆していました」
昭和41年の放送開始時からレギュラーを務めた桂歌丸(故人)は、司会だった平成28年に勇退するまで50年にわたって出演した。木久扇は昭和44年からレギュラーに加わり、出演期間では歌丸を超える。
「木久扇の出演は来年で通算55年と歴代最長。黄色の着物をトレードマークにおバカなキャラで親しまれてきましたが、一昨年5月の左大腿骨骨折の影響で、最近は座布団ではなく座椅子を使っての出演が続いています」
もっとも木久扇は「笑点」卒業後も、落語家としての活動は続ける意向だ。
「現役落語家の最高齢は98歳の桂米丸ですが、最近は高座には上がっていません。一方で木久扇は、浅草演芸ホールで9月上席に出ていますが、姿を現すだけで客席が大きく沸くほど、根強い人気があります」
後任の本命は?
さて、気になる木久扇の後任は誰か。当の本人には意中の人物がいるという。
番組関係者が明かす。
「ズバリ、長男の林家木久蔵(47)です。平成19年に、木久蔵を名乗っていた父から“生前贈与”の形で『2代目木久蔵』を襲名。新たに木久扇を名乗った父とともに、親子でダブル襲名興行を行いました」
お坊ちゃん育ちの木久蔵はおおらかな人柄で知られ、父親譲りのおバカキャラや間抜けな与太郎キャラをウリとする。
「ただし、落語家としての力量はいま一つ。にもかかわらず、日本テレビが父から子へのレギュラー禅譲を容認してしまうと、木久扇の次に卒業を表明するとみられる三遊亭好楽(77)も、同様に息子の三遊亭王楽(45)を後任として猛プッシュするのは間違いない。錯綜する出演者の親心や思惑に、局側はあれこれ頭を悩ましていますよ」
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