「井上尚弥と戦うために、あえてフェザー級を選んだ」…亀田家の最終兵器「亀田和毅」が明かす“夢の対決”への思い

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フェザー級への転級

――いずれにせよそこで、フェザー級への転向を表明したと。

亀田 このままスーパーバンタム級に残ってタイトルマッチを待ったとしても、果たしていつ王者との対戦ができるのかわからない。身体的にもこの階級に居残るのはキツい。だからこそ、チームのみんなとも話し合い、フェザー級へあげる事を決意しました。まずは、3階級制覇を目指して頑張りたい。

――フェザー級で井上選手と戦うチャンスがあると?

亀田 僕が3階級制覇をしてチャンピオンベルトを持っていたとしたら、もし、井上選手がフェザー級に上げた時に日本人対決が見られるんじゃないかなと思います。

スーパーバンタム級が限界

――井上選手については現在どのように考えている?

亀田 現役選手の中で、間違いなく、全てにおいてトップだと思います。だからこそ、PFPでもトップスリーに入り、僕も学ぶ事が沢山あります。間違いなく強いと思います。ただ、階級が上がっていくことによって、対戦相手の身長・リーチ・骨格も変わってきます。これからの戦いに注目ですね。

――勝つ自信は?

亀田 もちろんあります。勝つ自信を持つ為の練習量は人一倍してきているつもりです。
リング上がる時は、勝つと思って上がっているので、どの相手でも思う事は一緒です。

――最後に何かメッセージがあれば。

亀田 小さい時からボクシングをしてきて、チャンピオンになった自分としては、これからのボクシング界を盛り上げたいという気持ちが強いんです。先月もTMKジムで、キッズボクシング大会を開催しました。これからの若い世代へ向けて、ボクシングの楽しさを伝え、ボクシングを通じて持てる夢を伝えたい。だからこそ、日本人同士の対決という、注目を浴びる試合をして、未来の子供達へ向けてこのスポーツを広めていきたいと思っています。

デイリー新潮編集部

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