小渕優子選対委員長の陰に森喜朗元首相、お嬢さまの加藤鮎子こども政策相は実績ゼロ…内閣改造・党役員人事の目玉、女性議員6人のうち世襲は4人
9月13日に岸田文雄首相(66)が内閣改造を行うと、女性閣僚が大きな話題を集めた。5人入閣は史上最多タイ。その顔ぶれを年齢順に紹介すると、復興相に土屋品子氏(71)、外相に上川陽子氏(70)、経済安全保障担当相は留任で高市早苗氏(62)、地方創生担当相に自見英子氏(47)、こども政策担当相に加藤鮎子氏(44)──となる。
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内閣改造に先立ち、岸田首相は自民党の役員人事を行った。党四役のうち小渕優子氏(49)を選挙対策委員長に起用。合計6人の女性登用を、岸田首相は目玉としたわけだ。
ちなみに6人の平均年齢を計算すると57・1歳。会社員なら定年間近だ。果たして国民が求める“人事刷新”に相応しい年齢層なのかは疑問だ。
だが、平均年齢よりはるかに重要なのが世襲の問題だろう。6人のうち土屋 、自見 、小渕 、加藤 の4氏が二世、もしくは三世の世襲議員なのだ。割合にして66・66%。高率であることは言うまでもない。担当記者が言う。
「土屋さんの父親は参議院議長や埼玉県知事などを歴任した土屋義彦さん(1926~2008)です。自見さんの父親は郵政相などを務めた自見庄三郎さん(77)。小渕さんは三世議員で、祖父が衆議院議員だった小渕光平さん(1904~1958)そして父親が小渕恵三元首相(1937~2000)なのは有名です。加藤さんも三世で、祖父が衆議院議員の加藤精三さん(1900~1965)、父親が自民党幹事長 、防衛庁長官、内閣官房長官などを歴任した加藤紘一さん(1939~2016)です」
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