公明党次期代表候補に“問題児”? 外務政務官時代に山口代表に激怒された理由とは
“問題行動”の過去
岡本氏は現在58歳。創価大卒業後、シティバンクやゴールドマン・サックス証券での勤務を経て、平成24年の衆院選では比例代表で初当選。2年前の衆院選では太田昭宏前代表の東京12区を引き継ぎ、4回目の当選を果たしている。
「会社員時代に米大統領就任前のトランプ氏のビジネスに携わるなど、経歴は申し分ない。党の世代交代を促す意味でも適材といえそうですが、肝心の政治手腕は心もとない。副財務相だった昨年1月、衆院予算委員会で令和4年度予算案を説明した際、8756億円のエネルギー対策費を“8756円”と発言するなど4カ所も訂正するハメに。“気が緩み過ぎ”と、野党から冷笑を浴びました」
加えて岡本氏には“問題行動”の過去もあるそうで、
「平成30年2月に来日したペンス米副大統領の離日を、岡本氏は外務政務官として見送った。その際、専用機の前でペンス氏と自撮りし、写真をSNSに投稿。これに山口代表が激怒した」
小選挙区が10増10減となる区割り変更に伴い、岡本氏は次回総選挙で東京29区から出馬する予定だ。
「都内唯一の小選挙区の死守は党からの至上命令。選挙協力を巡る自民党とのいざこざは収束したものの、29区は維新や立民らが乱立する激戦区になりそう」
さる自民党幹部は「岡本さんの代表就任は時期尚早」と一笑に付す。ただ、「存在感が薄い」と評判の石井幹事長の心中は、穏やかではあるまい。