国際的汚職疑惑も!? パチスロ「ユニバーサルエンターテインメント」存亡の命運を握る裁判
上場プラン
パチスロ機メーカー最大手「ユニバーサルエンターテインメント(UE)」が、いわば「余命宣告」を待つ身となっている。米国で行われている裁判の行方次第で、純資産が吹き飛びかねないほどの賠償金の支払いを迫られるかもしれないのだ。
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UE関係者によれば、きっかけは、フィリピン・マニラのカジノホテル「オカダ・マニラ」を米国ナスダック市場に上場させようとしたことだった。
「UEは2024年の暮れに1000億円に及ぶ社債が償還期限を迎える。その償還資金の捻出のため、ナスダック市場で資金調達を図る上場プランが立てられました」
その際に用いられたのが「SPAC(特別買収目的会社)」制度。ナスダック市場には、中身が何もないSPACと呼ばれる“空箱企業”が500社ほど上場している。そのSPACと合併することで、実業を持つ会社が上場を果たせるのだ。
UEが組んだ相手はジェイソン・エイダ―という人物。経済アナリストから世界最大のカジノ運営会社「ラスベガス・サンズ」へ転じて取締役を務め、シンガポールにオープンした高級リゾート「マリーナベイ・サンズ」のプロジェクトも受け持ったとか。
「UEは香港の100%子会社“タイガー・リゾート・アジア(TRA)”を通じ、オカダ・マニラの運営会社である“タイガー・リゾート・レジャー・アンド・エンターテインメント・インク(TRLEI)”を支配下に置いていた。新たに、“UEリゾーツ・インターナショナル(UERI)”をTRAの傘下に設立し、TRLEIの持株会社にしました」
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