石田純一の姉(72)が都内マンションで「孤独死」していた 熱中症が原因か 第一発見者となった石田が語る「無念」

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部屋の電気が止められていた

 コロナ禍もあって、桃子さんの暮らしぶりは決して良くなかったと振り返る。

「本人もプライドがあって、ずっと音楽以外の仕事は一切してこなかったんです。しかし、生活も大変で、昨年から梱包のアルバイトを始めたところでした。ただ、高齢がネックになったのか、8月初めに辞めざるを得なくなってしまった。ショックを受けていた様子だったので、それも影響したのかもしれない」

 石田が納得いかないのは、桃子さんの部屋の電気が止められていたことだ。

「仕方のないことなのかもしれません。ただ、この猛暑の中で、高齢の独居暮らしの電気がなぜ止められてしまっていたのかは理解に苦しむところで……」

 思い出すのは、父親と生前交わした「約束」だという。

「オヤジはすごく姉のことを溺愛していて、将来を気にかけていた。だから『俺が守る』と約束したんです。以来、ずっと気にかけてきたつもりですが、僕らもそんなに余裕があるわけでもなく……。かわいそうなことをしたという思いは消えません」

 葬儀はこれから行うという。桃子さんはYouTube活動もしていた。半年前にアップされた動画には、コンサート会場で観客を盛り上げながら楽しそうにピアノを弾き語りする桃子さんの姿が残されていた。「石田純一の姉です」。桃子さんはこう言って、観客の前で石田の姉であることを誇らしげに自己紹介していた。

 ご冥福をお祈りしたい。

デイリー新潮編集部

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