明石家さんま投入も失敗…「ぽかぽか」は“金色のくす玉”を割っている場合ではない?

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奮闘虚しく

 通常、「ぽかぽか」のオープニングは、スタジオの奥からMCが登場するところから始まる。しかし、8月25日の放送では、レギュラー全員が板付き、つまりスタジオに揃っているところから始まり、さんまの登場を待つという形になった。

「MCによるオープニングトークの時間ももったいなかったんでしょうね。登場したさんまさんが中心となったオープニングトークは、レギュラーの児嶋一哉さん(アンジャッシュ)や犬飼貴丈さん、客席にいた番組キャラクター“昼太郎”のデザイナー・青山哲士さんにまで話を振るというフル回転状態でした」

 MCの岩井から「ゲスト、下手くそっすね」とツッコまれたほどだ。

「番組後半、2人目のゲストとして元プロゴルファーの宮里藍さんが登場してからも、さんまさんの勢いは衰えませんでした。彼のおかげでトークは盛り上がり、MCの存在感もアップしたように思えました」

 ところが、

「視聴率は2・8%と伸び悩みました。スタッフとしては4%で合格、最低でも3%はいけるという腹づもりだったでしょう。さんまさんをもってしても視聴者のモチベーションが上がらなかったという結果に、スタッフは肩を落としたと聞きます。番組のメイン企画である『ぽいぽいトーク』はゲストを2人にするというテコ入れが行われましたが、この日ばかりは、さんまさん1人でよかったかもしれません。ともあれ、一発逆転を狙ったつもりが、番組の不人気にダメ押しするような皮肉な結果となってしまいました。スタッフとしては“終わりの始まり”を覚悟したかもしれません」

 それでも、打ち切りは回避した。

「ハライチが所属するワタナベエンターテインメント、つまりナベプロとフジの蜜月関係もありますから、少なくとも来年3月までは続くでしょう。10月からフジでハライチの新番組がゴールデンで始まりますから、この番組の成果も『ぽかぽか』終了に影響を与えると見ています」

 どうやら、くす玉など割っている場合ではなかったようだ。

デイリー新潮編集部

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