明石家さんま投入も失敗…「ぽかぽか」は“金色のくす玉”を割っている場合ではない?

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さんまに賭けた

「6月29日に放送されたゴールデンの3時間生放送も視聴率3・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯:以下同)に終わり、一向に数字が上向く気配がありませんでした。そのため夏頃から、打ち切りの噂が大きくなっていました。この放送の前日、フジは10月期改編記者発表会見を開き、『ぽかぽか』の継続が発表されたので、くす玉ということになったのでしょう。こうしたノリは、勢いがあった頃のフジらしくていいと思いますよ。なにより10月改編のテーマは“やっぱり、楽しくなければフジテレビじゃない”だそうですから」

 そもそも前番組の「ポップUP!」は、あまりの低視聴率に1年すら持たなかった。

「港浩一社長が“開局65周年記念イヤーを迎えるフジテレビの第1弾となる番組”と宣言して、今年1月にスタートしたのが『ぽかぽか』でした。初回視聴率は3・3%だったものの、夏頃には1%台にまで落ちましたから、打ち切り説が出たのも当然でしょう。何しろかつてフジのお昼と言えば、『笑っていいとも!』に代表される稼ぎ時でしたからね」

 その「いいとも」のレギュラーだった明石家さんまが、8月25日にゲストとして出演した。

「さんまさんはハライチの2人や神田さんとも共演が多く、総合演出を務めるディレクターが『ホンマでっか!?TV』や『さんまのお笑い向上委員会』にも携わっていることから、1月の番組スタート時から『いつかゲスト出演する』と自身のラジオ番組などで“約束”していました。夏休み期間中ですから子供たちも見られますし、『いいとも』と同じ金曜日の出演に前日からネット上でも話題になっていました。スタッフの期待もかなり大きかったでしょう」

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