加護亜依との関係を報じられた「指定暴力団」のあまりに血なまぐさい過去

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経済的に潤う稲川会の2次団体

「実際に、例えばファンを名乗って近づいて来た人と写真撮影した後に、その人物が“反社でもあった”と判明することもままあると聞きます。さすがに最近はそういうことも含めて著名人の方は警戒しているようですが、海外で、しかも余暇を過ごしていたとなると、その警戒が緩むということもあるのかもしれません」(同)

 普通のアンテナを持っていれば、あちこちに刺青があり迫力のある面々やその同行者らとの記念写真は遠慮したくなるのが常識。“ママ友”の紹介ということで気が緩んだのだろうか。

 加護は巻き込まれただけという立場を強調しているようだが、この幹部の背景をどの程度認識しているのだろうか。

「FLASH」の記事中で登場する男性、X氏は稲川会2次団体の本部長だということはヤクザ業界でもすでに知れ渡っているようだ。X氏は自身の組も率いており、経済的にも余裕があるのだという。

 しかし一方で、その組織はいかにも暴力団という荒っぽい事件で名前が挙がる存在でもあった。

世間を震撼させたスナック乱射事件

「彼が幹部を務める組の前身の組織は、2001年8月、葬儀場での射殺事件を起こしています。対立する組の幹部の通夜にヒットマン2人が紛れ込み、参列していた組織幹部2人を射殺したのです」

 と、担当記者。元々対立していた稲川会と住吉会の傘下組織同士のバトルが葬儀場に持ち込まれた格好だった。

 タブー中のタブーである義理事での殺害事件だったこともあり、稲川会側はこの団体の総長・組長の絶縁と組織の取り潰しを速やかに提案し、住吉会側もこれを受け入れた。
しかしそれで一件落着とは行かず、住吉会側から「カエシ(報復)すべし」との声が大きくなっていく。結果、元組長が前橋市内のスナックで飲食中、対立組織の幹部2人が乱入。無差別に銃を乱射し、元組長のボディガードのみならずカタギの客3人を射殺するなどして世間を震撼させた事件が発生している。

 前述の通り、X氏はこの抗争の中心にあった組織の、後継とはいえ幹部なのである。

 加護が仮に何も知らなかったとしても、友達の選び方は注意したほうがいいのではなかろうか。

デイリー新潮編集部

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