優勝争いやCS争いを左右した「疑惑の判定」 星野仙一監督は試合後に“巨人びいき”の審判を襲撃!「誰に頼まれたんや。汚いぞ。公平にやれ!」と大激怒
幻の「サヨナラ2ラン」
プロ野球のシーズン終盤は、ひとつの判定が優勝争いやクライマックス・シリーズ(CS)進出に大きな影響を及ぼすことがある。過去を振り返ると、首位攻防戦やCS出場権をかけた対決で物議をかもした疑惑の判定や誤審があった。【久保田龍雄/ライター】
首位攻防戦でのサヨナラ2ランが、誤審により幻と消える事件が起きたのが、1992年9月11日の阪神対ヤクルトである。3対3の同点で迎えた9回裏、阪神は2死一塁で、八木裕がフルカウントから岡林洋一のスライダーをとらえ、左翼上空に大飛球を放った。...