フマキラー「虫博士」が伝授する“コバエ”対策…発生源「生ゴミ」の臭いを消す意外な方法

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大きく分けると3種類

 これからのコバエ対策の進化ですが、ゴキブリ同様、殺虫剤の新成分は今後もあまり出てこないでしょう。一時期は台所で使うものだから、と殺虫剤不使用のアルコールと精油だけを配合したものを開発しました。しかしスプレーをすることに抵抗を感じる人もいると思うので、キッチンではやはり捕獲器が一番ではないでしょうか。そして、コバエについて厄介なのは、大きく分けると3種類おり、この3種が違うもの食べているため、色々なところに卵を産むんですよ。種類に関係なく獲れるようになると、コバエ対策商品は完成形に近づくと言えるのではないでしょうか。

――(取材に同席した男性編集者)僕は自炊もせず、家に観葉植物もなく、マンションの5階に住んでいます。コバエはほぼ出ないのですが、この生活スタイルが影響しているのでしょうか。

 それはあると思います。腐敗したものを出さなければコバエは発生しづらいです。

――なんと、料理をしなければコバエは来ないということなのですか……。僕は果物さえ家では食べないです。

 まぁ、そういうことです。

中川淳一郎(なかがわ・じゅんいちろう)
1973(昭和48)年東京都生まれ、佐賀県唐津市在住のネットニュース編集者。博報堂で企業のPR業務に携わり、2001年に退社。雑誌のライター、「TVブロス」編集者等を経て現在に至る。著書に『ウェブはバカと暇人のもの』『ネットのバカ』『ウェブでメシを食うということ』『よくも言ってくれたよな』。9月19日には、最新刊『過剰反応な人たち』(新潮新書)が発売予定。

デイリー新潮編集部

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