奔放な名馬・ハイセイコーが人間を信じるようになった感動エピソード 「瀕死の状態をスタッフで介抱した翌日に変化が」(小林信也)

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「さらばハイセイコー」のフレーズを聞けば、一定以上の世代ならあのメロディーを思い浮かべるだろう。引退直後に発売されたレコード「さらばハイセイコー」はオリコン最高4位を記録した。それほど国民的知名度を誇る人気馬だった。

 光の当たらない地方競馬(大井)で6連勝した後、中央競馬に移籍。「地方競馬の怪物」は、初戦の弥生賞から中山競馬場に12万3千人もの大観衆を集めた。中央でも4連勝を飾り、人気は沸騰する。ダービーは3着と敗れて不敗神話は崩れ、それから1年は勝利から遠ざかるが、常に接戦を演じ、ファンを沸かせた。...

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