【福島処理水】非常識は中国だけではない あきれるくらい福島への偏見と差別に満ちあふれたフランスの「ヤバすぎる風刺画」

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トリチウムの排出量はフランスの方が多い

 実際には、福島の処理水125万トンに含まれるトリチウムが860兆ベクレルであるのに対し、フランスの再処理施設が年間に排出するのは実に1京(=1兆の1万倍)ベクレルという規模。

 この数字からも、少なくとも処理水の安全性について“風刺”されるいわれはないはずなのだが…。

 原子力の先進国で、原発に理解があるはずのフランスでも平気でこんな報道がなされることに目まいを起こしそうになるが、批判の矛先は日本の「広報文化外交(パブリック・ディプロマシー)」の至らなさにも向けられてしかるべきなのかもしれない。

週刊新潮 2023年9月14日号掲載

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