「高速でETCは使わない」「近所のコンビニで缶ビールを一気飲み」…不倫夫が明かした“バレ防止”の数々に心当たりがある人も

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ビールを一気飲みして走って帰宅

 他にも、彼女と会ったときの言動、あるいは日頃の言動に気をつけている男性たちは多い。

「彼女とホテルに行ったときは石けんを使いません。帰宅して石けんやボディソープの匂いがするのはヘンでしょ。シャワーだけですませます。あと、彼女には香水を使わないでもらっています。『香水をつけていると、食事がおいしくなくなるから』という理由をつけて。自分がつけてしまう手もあるんですが、今までつけていないのに急にコロンの香りをさせるのもおかしい。彼女にやめてもらうしかない」(50歳)

「彼女の化粧が衣服につかないよう気をつけています。以前、帰宅したら娘に『パパ、ラメがついてる』と指摘されたことがあって。妻の目がキラリと光った。そのときは『接待でスナックに行ったら、ママがふざけてラメの化粧品を取り出して……』と適当な嘘をつきましたが……。実は彼女が僕にもたれたとき肩のあたりについたんだと思う」(45歳)

「うちは妻と娘ふたりだから、女同士で流行についての会話をしていることがある。たまたま若い彼女に聞いた話から、その話題を知っていても絶対に加わらないようにしています。どうして知ってるのと言われるに決まってるから。前に彼女に聞いて、流行のスイーツを買って帰ったことがあるんです。どうして知ってるのと嵐のように娘たちから迫られました。会社の女性社員から聞いたとごまかしましたけど、ドキッとしました」(52歳)

「健康のためにジムに通うと家族には言ったけど、実は彼女のためです。モチベーションが高いから続いている。続いていることを家族には疑われているけど、あくまで健康のためと言い続けています」(52歳)

 そして、こんな人も。

「飲み会があると偽って恋人と会った日は必ず、自宅の最寄り駅近くのコンビニでビールを買って、物陰で一気飲みします。鼻をつまんで走り回って酔っぱらって帰宅する。それが鉄板ですね」(49歳)

 そうまでするか……というケースでは、こんな人もいた。

「彼女は独身で猫を飼っています。匂いも毛もバレるリスクがあるのですが、ホテル代節約のためについ相手の自宅を利用してしまう。だからあらかじめ持ってきたTシャツとスエットに玄関先で着替えて、着てきた洋服はビニール袋にいれて口をぎゅっと結び、猫が来ない洗面所へ持って行くんです」(38歳)

「相手の家でシャワーを浴びるのはいいけど、使っている洗剤が自宅とは違うから、タオルで体を拭けない。家からタオルを持っていきます」(55歳)

「相手の家に上がったときは、靴下の裏をチェックします。家とは違うゴミがついている可能性があるから……」(43歳)

 涙ぐましいほどの努力がここにある。

「バレないための不倫あるある」は、他にもいろいろある。もちろん、こうしているから必ず不倫だとは限らない。あくまでも傾向である。

亀山早苗(かめやま・さなえ)
フリーライター。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。

デイリー新潮編集部

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