受刑者を「さん付け」にすることにした名古屋刑務所で、刑務官がバールで殴られて全治84日の重傷事件勃発

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 今年8月から、名古屋刑務所では刑務官が受刑者を「さん付け」で呼ぶ取り組みをスタートさせたという。名古屋刑務所での受刑者の扱いは他と比べても酷いとの評価がかねてあり、受刑者が死亡するなど重大な事件も発生していた。しかし一方で刑務官が受刑者にバールで殴られて重傷を追う事件も発生――矯正施設のあり方が改めて問われている。

 名古屋刑務所の刑務官が受刑者に暴行や暴言を繰り返した問題が報じられた後、検証を重ねてきた第3者委員会は6月21日、まとめた提言を斎藤健法相に提出した。...

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