佳子さま「お一人暮らし」のコストは… 事務棟解体に「4730万円」、秋篠宮家用予算の詳細が新たに判明

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「やはり秋篠宮家関連予算が話題に」

 将来の皇室をいかにもり立てていくか──。そのグランドデザインが、毎年割り振られる予算によって様変わりするのは言うまでもない。宮内庁は、8月30日に来年度予算の概算要求を公表。そこには、いまも工事が相次ぐ秋篠宮家にまつわる種々の「事情」がうかがえるのだ。

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 今回の概算要求について、まずは宮内庁担当記者が解説する。

「総要求額はおよそ185億円。今年度予算に比べて2億3千万円の増額となっています。内訳は皇室のご活動や皇室財産の管理などに充てられる『皇室費』が65億6600万円、宮内庁を運営するための人件費など『宮内庁費』が119億5千万円です。記者会への概要レクは30日の11時から庁内で行われましたが、上皇ご夫妻の医療体制強化のため侍医を1人増員するといった要求項目とともに、やはり秋篠宮家に関連する予算が話題にのぼりました」

 宮内庁側も、何かと世間から厳しい視線を受けている秋篠宮家に関する予算については神経を尖らせていたようだ。

「当日、レクを行ったのは皇室の経済や会計を統括する皇室経済主管。質疑の中では、記者から質問を受ける前に自ら“この件”に言及していました。まず、秋篠宮家をお支えする皇嗣職が使っている仮設の事務棟を解体する工事。こちらに4730万円が計上されていることと、もう一つは、佳子さまが現在お一人で暮らされている『分室』(旧御仮寓所〈ごかぐうしょ〉)に関しては計上しない。この2点の説明がありました。前日までに複数の社から『秋篠宮家の予算はどうなっているのか』と経済主管に問い合わせがあり、庁側で回答を準備していたというのです」(同)

 この解体工事費4730万円は、「施設整備費」の項に「赤坂御用地東地区周辺整備」という名目で計上されている。

佳子さまのお一人暮らしによる“しわ寄せ”

 およそ2年半に及んだ秋篠宮邸の改修工事が終了したのは昨年9月だった。この時点で宮内庁は「年度内にご一家で(仮住まいの御仮寓所から)引っ越される」と説明していたものの、佳子さまだけが現在に至るまで「分室」にとどまられていることはすでに明らかになっている。

 さる皇室ジャーナリストが言う。

「仮設事務棟は、新たな事務棟が竣工されて職員が移った後に解体する運びなのでしょうが、御代替わり以降、ただでさえ秋篠宮家は職員が増えて勤務や収納のスペースが大いに不足しています。そんな状況で、仮設とはいえ既にある建物を解体するのではなく、新たに活用する手段があるはずなのですが……」

 加えて、佳子さまのお住まいである分室でも、間もなく新たな工事が始まろうとしている。

「3階建ての分室のうち、1、2階の事務スペースの間取りを変える内装工事です。今月末までに、本邸の改修工事を請け負った大手業者と随意契約が結ばれる予定で、工期は約6カ月。この工費にはすでに執行中の今年度予算が充てられるわけですが、決して小規模な工事ではなく、こちらもまとまった費用が発生するものとみられます」(同)

 佳子さまのお一人暮らしというイレギュラーな事態の“しわ寄せ”が、そこかしこで生じているのだ。さらには、

「今回の概算要求では、備品費の項目で『秋篠宮邸等什器整備』、つまり食器や家具などの生活用品に321万円が計上されています。これは前回(今年度)0円なので、改修を終えた宮邸が本格的に稼働する来年度に合わせ、新たに身の回りの品々を調(ととの)えようという、ご夫妻のご意向が反映していると思われます。これ以外にも、秋篠宮邸の北側に隣接する赤坂東邸の『屋外通路屋根新設』という名目で、約3200万円が計上されているのです」(同)

 コストという点で見た場合、こうした予算について国民の理解をどのくらい広く得られるか、宮内庁の説明能力が求められるところだろう。9月7日発売の「週刊新潮」では、予算面を含めた秋篠宮家の膨張について、識者の見解を交えながら詳しく報じる。

週刊新潮 2023年9月14日号掲載

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