阪神・岡田監督の抗議で採用された「ブロッキングベース」 原因となった「DeNA・京田」は周辺にどう話しているのか

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シーズン途中にルールが180度変わった

「阪神の意見書の中には、熊谷がお互いケガをしないためにスライディングを緩めたとの文言も盛り込まれていました。今回の運用変更は、その点も考慮された結果だと見られています」(同)

 今後は「ブロッキングベース」という名で運用され、タイミング的にセーフなのにベースにタッチできずにアウトとなった場合、セーフとして試合は再開されることになる。

 岡田監督の猛抗議がここで実り、シーズン途中にルールが180度変わったわけで、少なくとも近年ではなかったことだろう。一方の当事者である京田はどう考えているのか。

「京田は過去、同じ走者・熊谷で同様の盗塁ブロックをしていたり、他の走者に対しても同様の行為をしたりしていることが取り上げられました。死球なんかのケースではよくあるのですが、一部の熱狂的なファンがSNSで激しい批判を展開し、それがどんどん盛り上がっていく感じで、“京田は確信犯”みたいな言われ方を随分されていましたね」(同)

京田が話していること

 今回の一件後、球団関係者のみならず、同僚や解説者らは京田にアレコレと尋ね、これに対して京田はおおむねこんなふうに答えていたという。

「“とにかくわざとではない”“自分では邪魔をしている意識はない”“プレーに集中した結果だ”“ボールを捕球してアウトにするだけで精一杯だった”……といったものでした。大ケガをする可能性を認識していなかったのか?との質問もあったと言いますが、“そもそも故意ではないのだから”との説明だったと言います」(同)

 京田の説明に懐疑的な声がないわけではないが、心の中の問題なので、これ以上の追及は不可能。選手のケガの芽が少しでもつまれることになったのならば歓迎すべきだろう。

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