ススキノ頭部切断事件 「娘が一人でやった」と訴える両親の「苦しい主張」と強気すぎる弁護士の評判

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警察批判の声明を出した弁護士

 そんな両容疑者を支えているのは、道内で人権派として知られる弁護士だ。両容疑者はその弁護士がついてから完全黙秘を貫いてきたが、8月24日、それは弁護方針によるものだと弁護士が自ら声明を出して明かした。

「声明の中で弁護士は、浩子容疑者の誤った供述内容をマスコミにリークしていると道警を非難。検察に対してのみ事実関係を供述して、警察には今後も黙秘権を行使し続けると発表しました」(前出・記者)

 わざわざ警察に喧嘩を売るような声明まで出す弁護士とは何者なのか。前出の記者によれば、警察嫌いで有名だという。

「2021年、道警に逮捕されたものの不起訴処分になった女性が、弁護士との接見時に交わす『被疑者ノート』を一時的に無理やり没収されたり、自白を強要されたりしたなどとして、道に対して計160万円の慰謝料を請求する訴訟を起こしましたが、両容疑者の弁護士は、その女性の代理人も務めています」(同)

グロテスクな死体損壊動画

 一方、道警は二人の共謀について自信を持っているという。

「まだ明かされてはいませんが、両親が計画段階から殺害に関わっていたことを証明する何らかのやり取りを、警察は握っている節があります。警察は瑠奈容疑者が持ち帰った被害者の頭部をもてあそんでいる様子を映した動画についても、修容疑者が撮影した可能性があると見ている。動画には、手袋をはめた瑠奈容疑者が目を損壊するなどのグロテスクな内容が映っていました」(同)

 事件の解明は、半年後に出る鑑定留置の結果を待つことになる。両親の弁護人は鑑定留置を不服とし準抗告したが、棄却された。現在、最高裁に特別抗告しているが、棄却される見通しだ。

デイリー新潮編集部

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