プリゴジンが掌握していた驚異の「アフリカ利権」 「中央アフリカとは3900億円の金の取引が」
案の定――。その報(しら)せに、誰しもそんな思いを抱いたにちがいない。8月23日、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創設者プリゴジン(享年62)が乗ったジェット機が爆発し、墜落。DNA鑑定により“正式”に死が発表されたが、かの国を覆う闇は深まるばかりだ。
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〈プリゴジン氏のことは1990年代初めからよく知っている。複雑な運命を背負った男だ。私の求めには必要な結果も達成した〉
彼の死後に述べたプーチン大統領は、こう付け加えるのを忘れなかった。...