やり投げ・北口榛花、恩師が明かす「試合後に受けたダメ出し」 チェコ語ペラペラの理由は?
「入門コースに…」
「コロナ禍の2020年6月から12月、チェコ大使館内にあるチェコセンターで北口さんにチェコ語を教えました」
とは、チェコ語講師のヤロシュ茜氏。
「彼女はゼロから学ぶ入門コースに所属し、週1回90分のオンライン授業を受けていました。ただ、この授業だけで飛躍的に語学力が伸びたわけではなく、チェコでの生活の中で身に付けたのでしょう。彼女の明るく失敗を恐れない性格が語学の習得に生きたのだと思います」
元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏は、
「あれほど話せるには元々の才能と環境になじむ努力の両方が必要です」
と、チェコ語の難解さをこう解説する。
「チェコ語の勉強は二重の意味で大変です。一つはアクセントが独特で格変化も七つあり、文法が難しいこと。二つ目は全世界で1500万人くらいにしか使われておらず、日本語で勉強できる本や辞書が限られていることです。彼女は細かいニュアンスも分かっていますし、英語よりチェコ語の方が得意なのでは」