次の朝ドラ「ブギウギ」 主演の趣里はカメラが回っていないところでひたすら…NHKが画策しているサプライズは?

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 10月2日から2023年度後期のNHK連続テレビ小説「ブギウギ」が放送される。“ブギの女王”と呼ばれた歌手の笠置シズ子(1914~1985)がモデルで、ヒロインの花田鈴子を演じるのは趣里(32)。彼女は父親が水谷豊(71)、母親が伊藤蘭(68)ということでも知られている。

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 撮影状況を知るスタッフは「スタッフもキャストも和気藹々としていて、現場の雰囲気は良好です」と言う。

「趣里さんの人柄も大きく影響しているのでしょう。関西弁も完璧で、趣里さんがNGを出すことは滅多にありません。新たな笠置シズ子像を作り上げようと一生懸命です。ヒロイン・鈴子の父親・梅吉を演じる柳葉敏郎さん(62)は“昭和の父ちゃん”といった感じの役柄で、彼も趣里さんを高く評価していて、本当の娘のように可愛がっています」

「ブギウギ」は豪華なキャスティングも話題だ。鈴子の母親・ツヤを水川あさみ(40)、鈴子が憧れる歌劇団の先輩トップスター・大和礼子を蒼井優(38)が演じる。

 淡谷のり子(1907~1999)がモデルという茨田りつ子は菊地凛子(42)、笠置の代表曲「東京ブギウギ」を作曲した服部良一(1907~1993)がモデルの羽鳥善一は草なぎ剛(49)が演じる。

NHKの画策

 出演者は経験豊富な名役者ばかりで、撮影は極めて順調……。とは言っても、みんなが鼻歌まじりで仕事をしているわけではない。当然ながら「NHKの朝ドラ」というプレッシャーは誰もが感じている。ヒロインを演じる趣里はなおさらだ。

「朝ドラはとにかく撮影期間が長い。草なぎさんとの共演シーンの撮影は始まっていますが、主演の趣里さんにとっては初対面の共演者が次から次へと登場し、一緒にシーンを作り上げなければなりません。精神的にはかなり大変だと思いますし、おまけに趣里さんのセリフは膨大な量です。いつも片手に台本を持ち、カメラが回っていない時は一人でセリフの練習をしています」(同・スタッフ)

 これまで出演してきたドラマの撮影現場で、趣里はキャストやスタッフと会話に興じることが珍しくなかったという。だが、さすがに朝ドラとなると違う。

「撮影の合間には、スタッフもキャストも一服できるような休憩時間が用意されています。これまでの趣里さんなら、色んな人と話し込んでいたわけですが、今回は違います。そもそも台本の復習に懸命ですから、キャストとは話すような余裕はありません。周囲のスタッフと『きのう何食べた?』とか『何時に寝た?』という会話をする程度です。撮影に入る前には『行ってきます!』と挨拶して雰囲気を和ませていますが、やはり朝ドラのヒロインを半年にわたって演じ続けるというのは、並大抵の苦労ではないのだなと痛感します」(同・スタッフ)

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