宮内庁が警戒する「秋篠宮家への税金の追加投入」報道
国民の理解を得るのは難しい
今回の改修プロジェクト予算は前述の通り、44億円を超え、面積は5500平方メートルに達する。2021年の皇居改修ではほぼ同じ面積であったのに対し、かかった費用は約8億7000万円だった。
その点においてだけでも、経費節減との理由で理解を求めるのはなかなか苦しいとの指摘もあるという。さらに当初、職員の事務室用とされてきた分室を佳子さまの住居用に振り分けることで追加工事が必要になり、その対応に宮内庁は頭を悩ませているとの声もある。
具体的には、分室内の間取り変更、すでに決まっていた分室の電気設備工事にコンセントや屋外への照明器具の追加などの工事だ。佳子さまと職員の動線が重なることがままあり、そのためにも追加工事がさらに必要になってくる可能性も指摘される。費用はもちろん税金だ。
「分室でひとり暮らしをなさるようになってからも、佳子さまは秋篠宮邸に出向かないわけではなく、食事などで顔を出されています。自室がないから住むことはできないというのが宮内庁の説明なのでしょうが、国民の理解を得るのはなかなか難しいかもしれません」(同)
「経費節減」説明後の税金支出
「経費節減を理由にひとり暮らしをすることになったのに、税金からの支出で工事を重ねているのは説得力があるとは思えないですね。宮内庁側も、そこを突かれると痛いと思っているようで、警戒は強めているものの、具体的な打開策はなさそうです」(同)
経費節減を理由とすることに決まったのは、秋篠宮さまと加地氏ら側近との話し合いの結果だという。
「その時点で追加工事があることはわかっていたわけですから、経費を理由にするのはふさわしくなかったかもしれません。話し合いの場では秋篠宮さまに加地氏らが押し切られたとの話もありますが、加地氏に対しては“秋篠宮さまに何らかの指摘をするのは無理だろう。難しい立場でよくやっているほうだ”との同情論もあります。まぁ加地氏も経費のことを言ったらどれくらい削減されるのかについて記者から突っ込まれることくらいわかっていたでしょう。とはいえ本当のことを明かすことは極めてリスキーだという判断があったのかもしれません」(同)
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