ベビーオイルを塗った手で被害女性の額に十字を書き…性的暴行で起訴された「出所者支援NPO法人」前理事長のトンデモ“除霊”行為

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「犯罪をした人が一番悪いです。しかし、彼らも同じ『人間』なのです」

 相談者の女性に「悪霊が憑いている、除霊しないといけない」などと言って性的暴行を加えたとして、準強制性交等の罪に問われているNPO団体元理事長の初公判が9月1日に東京地裁(野村賢裁判長)で開かれた。元理事長は黙秘している。【高橋ユキ/ノンフィクションライター】

 ジャージ姿にマスクをつけ、法廷奥のドアから姿を現した五十嵐弘志被告(59)は、受刑者や出所者等の社会復帰支援を行うNPO団体「マザーハウス」の理事長だった。自身も元受刑者である被告が2012年に立ち上げた団体だ。...

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