大谷翔平・右ひじ靭帯損傷で問われる「エンゼルス医療チーム」の責任 GMの会見にも違和感
「自分たちに落ち度はない」
エンゼルスの大谷翔平(29)が右肘靭帯を痛めたことに関し、「奴らは何をやっていたのか」と、野球ファンから怒りと猜疑の目がエンゼルス球団と医療チームに向けられている。
「そもそも、あの会見は少し違和感がありました」(現地メディア関係者)
【写真8枚】ケガの影響を感じさせない、大谷の「鋭すぎるバッティング」 画像を見る限り、打者の仕事には影響が無さそうにも見えるが
エンゼルスのゼネラルマネージャー、ペリー・ミナシアン氏(43)が大谷の「右肘靱帯」損傷に関する“緊急会見”を開いたのは8月26日(現地時間)だった。大谷は8月4日のマリナーズ戦で右手中指が痙攣し、緊急降板している。その際、球団はすぐに精密検査を促したが、それを拒否されたと明かしたのだ。
「今季、大谷がもう投げられないと分かり、全米野球ファンの怒りはエンゼルスに向けられています。GMは『自分たちに落ち度はない。大谷の試合に出たいとする思いが、結果的に裏目に出てしまった』とでも言いたかったんですかね?」(前出・同)
わざわざ会見を開いてまで言う必要があったのか。「敵地での緊急会見」としては、あまりにもお粗末な内容だった。米メディアが同日の会見に違和感を持った理由はこれだけではない。同日、エンゼルスはメッツとの試合を行っていた。会見場所はメッツの本拠地・シティフィールドであり、ミナシアンGMの左横にはメッツの球団エンブレムマークも飾られていたのだ。
大谷の右肘靱帯の損傷は2回目。全米の野球ファンがエンゼルスとその医療チームに怒りと猜疑の目を向ける理由は前回も“醜態”を晒しているからだ。
[1/3ページ]