【大谷翔平】今オフに右肘手術でも獲得に名乗りを上げそうな球団は6つ 現実的なのはドジャース、ジャイアンツ、そしてもう1球団

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気候が同じチーム

 大谷はどんなチームを移籍先として希望するのだろうか。友成氏が「大谷さんが重視する可能性」として挙げるのは「本拠地の場所」だという。

「16年オフに大谷さんがMLB挑戦を表明すると、代理人を通じて全30チームに質問状が送付されました。内容を吟味した結果、“第1次選考通過チーム”として西海岸を中心とする7球団が発表され、大きな話題となりました。なぜ大谷さんが西海岸のチームを好むのかと言えば、まさに気候でしょう。気候が温暖ならケガのリスクも減ります。西海岸は春先でも寒いということはなく、真夏でもそれほど気温は上がりません」

 友成氏が挙げた6チームのうち、気候が“苛酷”なのはメッツとカブスだ。特に春先が非常に寒い。

「大谷さんは18年から6シーズンをロスで過ごし、現地の気候に順応したはずです。ならば環境を変えるのは合理的ではないと判断するのではないでしょうか。マリナーズもいいチームですが、ドジャース、ジャイアンツ、パドレスの3チームはエンゼルスの本拠地アナハイムから近く、気候も似ています。大谷さんのアメリカの自宅からはドジャースとパドレスは車で通勤が可能なほどで、引っ越す必要がありません」

理想的なファン

 友成氏は「個人的にはパドレスで二刀流の大谷選手を見てみたいですね」と言う。

「パドレスのファンは勝利至上主義で知られ、ポストシーズン進出を強く求めます。同じようにポストシーズンにこだわる大谷さんにとっては理想的なファンではないでしょうか。オーナーも『才能ある選手には金を出す』という姿勢ですし、ダルビッシュ有さん(37)が所属しているほか、野茂英雄さん(55)がアドバイザーに就任しています。日本語でざっくばらんに語り合える環境が用意されているということも、大谷さんはメリットとして評価する可能性があると思っています」

デイリー新潮編集部

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