「命を絶ちそうになったときに止めてくれた」 発達障害、双極性障害に苦しむライター・姫野桂が語る愛猫への感謝
保護猫カフェでの運命的な出会い
『生きづらさにまみれて』『発達障害グレーゾーン』などのヒット作で知られる、ライターの姫野桂さん。彼女は30歳で発達障害(ADHDと算数LD)と双極性障害、摂食障害の診断が下された。うつ状態で苦しむ彼女を支えたのは、エメラルドグリーンの瞳をもつ白猫「小雪」で……。
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2014年秋、私は運命の出逢いをした。以前から気になっていた保護猫カフェにてビビッときた猫がいたのだ。パッと見は白猫だが、右耳と後頭部にかけて茶色、ハの字形の茶色い眉毛模様、鼻の横にも茶色の模様があり、短い尻尾には黒と茶が混じり合った模様が入っている。...