横尾忠則が病気になるたびに「死んで当然」と考える理由 理想の「終の棲家」は?

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 病院嫌いの人は多いけれど、僕みたいに病院好きの人間は珍らしいかも知れませんね。採血とか点滴は一瞬、痛いけれど、それ以外の内視鏡の検査などはまあなんとか我慢ができます。救急車で搬送された経験は10回はあると思います。このまま墓場に直行という恐怖もなくはないですし、病院に着いてからの救急処置にはある種の苦痛を伴うこともあるけれど、時には大したこともなく、想像をたくましくした結果の仮病だったのかなと思うこともあります。

 たまに「重篤」だから即入院と言われて家族が突然のパニックに襲われるかと思うと、妻は意外と冷静を装っているように見えます。...

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