意味不明でも語感がよければウケる 日本語独特の奥深さについて考える(中川淳一郎)
「シャレオツ」という「おしゃれ」を若干揶揄する形の言葉が自然に使われていますが、突然違和感を覚えました。「シャレオツ」の誕生の背景は分かります。元々メディア人や広告人といったいわゆる「ギョーカイ人」が「ギロッポンでチャンネーとシースーウークー」などと、「六本木でネエちゃんとすしを食う」をカタカナにしたうえで逆読みしていたわけです。いや、私も両業界を経験しましたが、あえてバカっぽくみせるためにジョークの一種として使っていた気がします。
この場合「スシ」が「シースー」と「ー」が入る変化はありますが、元の言葉は一応維持されている。...