藤浪晋太郎の来季契約に「阪神時代へ逆戻り」の懸念 ボラスの“甘言”に乗れば「ノーコン病」再発も

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“先発との決別”が残りのプロ生活を左右

 今オフのFA市場で、ボラス氏は藤浪を先発として売り出すとの観測が出ている。しかし、そこに前出の阪神関係者が指摘する危うさが潜む。

「たとえ先発としての評価が前提で来季からの契約を結べたとしても藤浪は勘違いせず、先発も可能なリリーフとしての自己評価を忘れないほうがいい。日本時代から苦労しながら今、ようやくメジャーでやっていける手応えをつかんでいる。(契約時の手数料が主目的の)代理人は契約を結べば仕事が終わりかもしれないが、晋太郎は現役生活をどう終わるかという時期に入ってくる。阪神時代のように先発にこだわりすぎて元に戻ることは避けてほしい。複数年契約を結べたとすれば、この先はリリーフ専門で生きていくことに気持ちを切り替えた方がいいのではないか」

 藤浪は大阪桐蔭高時代にエースとして春夏連覇した。阪神ではルーキーイヤーから3年連続で2桁勝利を挙げた。先発としてのプライドや執着心を捨てられるか。30歳で迎える来季開幕、先発と決別するマインドセットが残りのプロ生活を左右すると言っても過言ではない。

デイリー新潮編集部

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