10勝「バウアー」は近年の外国人投手でレアな存在 MLB時代とガラリと変わった点がある
日米で最高投手の栄誉に?
2試合連続での中4日の登板。トレバー・バウアー投手(32=横浜DeNAベイスターズ)が鉄腕ぶりを発揮し、今季10勝目を挙げた(8月25日)。先発、中継ぎ、クローザーと投手の完全分業制が当たり前となった今、バウアーのスタミナは「異次元」としか言いようがない。
その影響だろう。「完投試合数」も選考基準となる沢村賞の最有力候補としても、取り上げられるようになった。今さらだが、バウアーは2020年のサイ・ヤング賞投手である。沢村賞の両方を受賞したとなれば、日米初の快挙だ。...