リバプール移籍の遠藤航、日本人の反応がイマイチな理由は? 海外のサッカーファンも驚愕の快挙
若い日本人選手を安く仕入れ、数年間手元に置き、またはレンタルに出して働かせ、高値がついたら売りに出す――欧州クラブがやっていることは転売ヤーと変わらない。
例えば、18歳でレアルマドリードに移籍した久保建英(22)は、ただちにレンタルに出され、結局、レアルでの出場機会がないまま転売された。なお、所属元のFC東京に移籍金は支払われず、レアルは濡れ手で粟だったという。
かようにして、海外に移籍した日本人サッカー選手は現在、120人を超えている。
強豪のレギュラー待遇は「日本人初の快挙」
しかし、今般イングランド・リバプールに移籍した遠藤航(30)はこれまでのケースと事情が異なる。
「日本人初の快挙と言っても過言でなく、海外のサッカーファンも驚いている」
とサッカーライターが説明するには、
「リバプールは、マンチェスターユナイテッドなどと並んで誰もが認めるプレミアリーグの超名門。しかも、低迷している名門ではなく、2019年に世界一に輝いたバリバリの強豪です」
例えば、本田圭佑(37)が所属したACミランはビッグクラブには違いないが、当時は低迷していた。また、リバプールには南野拓実(28)も22年まで在籍したが、
「当時の南野は若く、転売が見込めた。それにカップ戦要員、つまりサブメンバーだった。対する遠藤は、既に30歳で転売価値は低く、即戦力として評価された。ボランチという彼のポジションを本職とする有力選手は他におらず、レギュラー待遇で迎えられています」
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