盗撮で逮捕の「山田養蜂場」専務が裏切った創価学会の教え 「実家は筋金入りの支援者で、熱心な政治活動も」

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筋金入りの創価学会支援者

 容疑者は、地元の小中学校を出た後、岡山を離れた。

「で、高校、大学を卒業後に戻り、お父さんの会社に入った。昔は素朴な少年でしたが、帰郷後は片手運転で愛車のプジョーを猛スピードで乗り回す、とっぽい男になっていてね。変わったなと思っていましたよ」

 そんな矢先の事件だった。

「一家は昔から、創価学会の熱心な支持者でした」

 と山田家の別の一面を明かすのは、さる地元の住民。

「初代の奥さんがハマってね。選挙の度に公明党議員への投票を呼び掛けていた。今の社長も若い頃は(学会の)青年部の会合に出ていたよ。満生も高校は関西創価高で、大学は創価大。筋金入りの支援者ですよ」

 公明党関係者も言う。

「選挙になると、うちの候補者は山田さんの本社に行って応援をお願いしてきました。で、お土産に名簿やハチミツをもらうんです。創価大の卒業生もよく就職させてもらっていましたよ」

 しかし創価学会は女性の権利擁護に熱心な団体だ。その教え子が「盗撮」でお縄とあれば、創価学会の尊い教えも、歪んだ性欲の前には無力だったということか。

 山田養蜂場の広報は、

「当社は特定の政党を支援しておりません」

週刊新潮 2023年8月31日号掲載

ワイド特集「猛暑列島の事件簿」より

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