テレ東「バス旅Z」から「バス旅W」へ 番組史上初の“女性3人編成”に上がる不安の声

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 7月22日、テレビ東京の旅番組「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」の新シリーズ「バス旅W(ダブリュ)」がスタートした。メンバーは女性のみで、フリーアナウンサーの赤江珠緒(48)、タレントの三船美佳(40)、ももいろクローバーZの高城れに(30)の3人だ。女性がレギュラー出演者となるのは番組初だが、視聴者からは思い切った路線変更に「さすがテレ東」との声も上がった。

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 2007年10月にスタートした「バス乗り継ぎの旅」は、台本なし、仕込みなし、アポなしのガチンコ旅で、路線バスのみを乗り継いで3泊4日でゴールを目指す。初代レギュラーの俳優・太川陽介(64)と漫画家・蛭子能収(75)のコンビが人気となり、16年には劇場版「ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE」も公開されたほどである。ところが、過酷な旅が続いたことで、蛭子が「歩くのが辛い」と引退を表明。2人は17年に番組を卒業した。

 第2弾の「バス旅Z(ゼット)」では俳優の田中要次(60)と小説家の羽田圭介(37)がコンビを組んだが、太川&蛭子の人気には遠く及ばなかった。ゴールにたどり着けないことも増え、昨年8月、負け越しが決定したためコンビは解散。民放ディレクターは言う。

「“Zコンビ”終了からおよそ1年。ネット上では新たな旅人が誰になるのか予想合戦が盛り上がっていましたが、このキャスティングは意外でした。ですから、番組初の女性3人がレギュラーになることが発表されると、『そう来たか!』と期待する声が多く上がりました」

 同時に、これまで女性ゲストの“マドンナ”を加え3人で旅をしてきたため、「男性をゲストとして呼ぶのか?」といった声も上がっていた。

“Zコンビ”は何が悪かったのか

「初回は女性レギュラーだけの3人旅で、栃木県の日光・中禅寺湖から千葉県・房総半島の最南端に立つ野島埼灯台を目指すという関東縦断ルートでした。それでも無事にゴールできたので、ネット上では《仲良く和気藹々で好感が持てた》《素晴らしいチームワーク》と評判も上々です。正直言って、“Zコンビ”がパッとしなかったことも大きいでしょう」

 なぜ田中&羽田コンビの評価は低かったのか。

「両者ともバラエティ慣れしていなかったため言動が地味で、2人のやり取りも面白みに欠けたところがありました。後半はコンビらしさも出てきたのですが、太川&蛭子コンビと比較されるとやはり……。乗り継ぎ旅の過酷さ、ルート選択の駆け引き、コメントの面白さ、ハプニング、ゲストとのチームワークなど、視聴者を楽しませる術が足りなかったように思えます」

 対して「W」の女性3人は華やかだった。

「3人寄れば姦(かしま)しいとは言いますが、女性ならではの明るさがあり、視聴者ウケも概ね上々だったようです」

 だが、業界では先行きを不安視する声が上がっているという。

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