岸田首相がいまさら「資源争奪」「生成AI」の入門書? 首相の「夏休みの課題図書」の読み方
民主党・菅直人元首相は“原発本”購入をアピールしていた
少々古い話だが、菅直人元首相が退陣を間近に控えた夏休みに購入したのは『緊急解説! 福島第一原発事故と放射線』や、元福島県知事が執筆した『知事抹殺』。いずれも原発に対する問題意識が強い本だった。
菅義偉前首相がコロナ禍の最中、2020年末に購入したのは『感染症の日本史』。
麻生太郎元総理が就任中に買った中には『危機を超えて すべてがわかる『世界大不況』講義』。
要はその時々の政権のテーマをアピールできる本を入れておくことにしていると見るべきだろう。
そう考えると、本当の夏休みのお楽しみの読書は、『アマテラスの暗号』と『街とその不確かな壁』の小説2冊と明かされなかった残り5冊ということなのかもしれない。
[2/2ページ]