夏の甲子園優勝 慶応高の実態は「お金持ちの野球エリート」 特待生制度がなく、「3年間300万円超」の“高額学費”で進学を諦める有望選手も
中学時代から評判だった選手が入学
慶応高(神奈川)の107年ぶりの優勝で幕を閉じた夏の甲子園。決勝の相手が夏連覇を狙った仙台育英(宮城)ということもあり、甲子園球場はコロナ禍以降で最高と言える盛り上がりを見せた。三塁側アルプスだけでなく、内野席、外野席にも慶応を応援するOBや関係者が詰めかけて、テレビのワイドショーでも慶応優勝の話題は連日取り上げられている。過熱する報道もあって、慶応優勝に対しては、さまざまな声が聞かれるが、なかには“実態”からかけ離れたものも少なくない。【西尾典文/野球ライター】...