「コロナ五類移行」から「猿之助事件」まで……波乱の2023年を“時事ネタ”でひと足早く振り返る
ジェンダーレストイレ
◆阪神絶好調、岡田彰布監督の談話紹介がスポーツ紙でブーム
2022年シーズンは開幕9連敗をするなど惨憺たるスタートを切ったが今年は開幕から好調。8月には10連勝も達成し、優勝マジック「29」が点灯。そして今年のスポーツ新聞の名物といえば、岡田監督の一問一答。コテコテの関西弁で喋り「おーん」などと独特の言い回しも忠実に再現し、人気コーナーとなっている。
【4月】
◆歌舞伎町タワー開業、ジェンダーレストイレが物議
いかにも外国人観光客に“ザ・JAPAN”を体感してもらうような施設が登場。「トー横キッズ」の存在と合わせて話題となったが、何より物議を醸したのは「ジェンダーレストイレ」だ。洗面台のところで女性を誘おうとしている男の動画が流れたり、警備員が配備されたりするなど常に議論の的となったが、結局、ジェンダーレストイレは4ヶ月で終了することに。
◆「岸田首相」襲撃事件
2022年7月、安倍晋三元総理が選挙応援中に奈良で射殺されたが、この時は和歌山県の演説先を訪れた岸田氏に爆発物が投げつけられた。SPがすぐに遠くへ蹴とばしたが、聴衆の側に飛んだという批判も。また、犯人を取り押さえた漁師のおっちゃんが強すぎると話題に。何はともあれ岸田氏が無事だったのは良かった。しかし、警察、そろそろ要人が参加する選挙演説について危機感持てよ。
ゼレンスキー大統領も来日
【5月】
◆新型コロナウイルスの感染症法上の「五類化」開始
この日を境に電車や商業施設での「他のお客様の安心・安全のために鼻まで覆うマスクの着用とアルコール消毒をお願いしま~す!」のアナウンスが消え、感染対策の啓蒙ポスターは剥がされるように。8月現在、「アレって一体なんだったんだ?」状態に。しかし、マスクを着用し続ける人々はいまだにコロナを怖がっているようです。なんのための五類だ。本当はオミクロン以降の分類なんかいらないと思うのだが。
◆市川猿之助邸で心中騒動
「女性セブン」によるパワハラ報道が出ることを知った市川猿之助が、父母とともに一家心中を図った。結局、猿之助だけが生き残り、「死者に口なし」状態で、今後は司法がどう判断し、歌舞伎界でどう処遇されるかが焦点になるだろう。澤瀉屋の権力闘争においては市川中車(香川照之)が主導権を握るか? 中車による「銀座ホステス髪の毛掴みブラジャー事件」は影を落とすのだろうか。
◆G7広島サミット開催
岸田首相の地元・広島での開催。毎度思うのですが、サミットで存在感のない日本の首相は、自国がホスト国の場合に限って「他国の首脳をもてなす」という「やること」ができることに見ているこちらもホッとします。何しろ、海外の首脳陣がにこやかに談笑している脇で愛想笑いを浮かべて輪に入れない過去の首相を目にしていますから。そして、ウクライナのゼレンスキー大統領も来日。岸田氏が主役の座を奪われたと見る向きも。
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