「コロナ五類移行」から「猿之助事件」まで……波乱の2023年を“時事ネタ”でひと足早く振り返る
個人の任意
◆連続強盗事件の「ルフィ」らをフィリピンで逮捕
日本各地で発生した連続組織的強盗事件を指令し、日本国内で暗躍する末端の高額闇バイト員の頂点に君臨していた「ルフィ」を名乗る渡辺優樹容疑者がフィリピンで逮捕された。ここで疑問になったのは、入管当局の収容所にいたルフィがなぜ指令を出せたのか、ということ。答えは簡単。収容所内では賄賂が横行し、携帯電話も使用できたという。
◆ウクライナ戦争から一年
2023年8月になっても終わらないウクライナとロシアの戦争。初期の頃は「ウクライナを支援しよう!」とばかりにコンビニや居酒屋で募金箱が置かれ、ツイッター(現X)ではウクライナ国旗絵文字をIDに加える動きが発生。だが、国内での報道量が少なくなるにつれ、日本人は飽きたようだ。募金額もツイッターウクライナ国旗絵文字も減った。
【3月】
◆マスクが個人の任意になる
2月に「マスクは個人の任意」と政府が発表し、3月13日から任意に。それでもコロナ五類化の5月8日まで頑なに外さない人は多かった。マスク着用については罰金も法律もなかったというのに、マスクを外すかどうかの判断さえ政府に言われなければできない人々が多かった。「他責思考」「自分の頭で考えられない」「周りの様子を見る」という日本人の特性がよく表れていた。
声出し応援
◆北海道日本ハムファイターズの本拠地「エスコンフィールドHOKKAIDO」開業
当初は「駅まで遠い」「電車が混んでいる」と不評だったが、今や日ハムの試合には大勢の観客が入っている。一体、初期のネガキャンは何だったのだろうか?
◆岸田文雄首相がウクライナ訪問
各国首脳が続々とウクライナを訪れたことへの焦りもあったか、岸田総理がウクライナを電撃訪問。すると、そのことを事前に報道した日テレに非難が殺到。「秘密にしていたのに事前にバラしやがって! 岸田さんに何かがあったらどうするんだ!」と。ちなみに、岸田総理が当地で行ったのはゼレンスキー大統領との握手写真の撮影、越冬のために供与した発電機の視察、犠牲者への献花など。
◆「WBC」で日本が優勝
第一回大会の2006年、第二回大会の2009年以来の優勝。大谷翔平がMVPに。ネットではサッカーが好きな人間が「所詮はマイナースポーツw」とバカにし、野球好きが「サッカー日本代表なんてW杯でベスト4にも行ってないだろw」と罵倒を繰り返すいつもの展開に。
【3月】
◆プロ野球開幕、声出し応援解禁
この3年間様々な規制があったプロ野球。2020年は無観客で、2021年と2022年はキャパの半数だけ。そのうえでマスク着用、応援は鳴り物のみ、声出しは禁止。そして2023年シーズンからはこれらの規制は解除されたものの、ジェット風船は飛沫が飛ぶ、という理由でまだ解禁ならず。
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