15年ぶり帰国で刑務所へ 「在日タイ人」がタクシン元首相を圧倒的に支持していたワケ

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 8月22日、タイの新首相が、タイ貢献党のセター・タウィン氏に決まった。総選挙で最大政党になったのは、改革を訴える前進党だった。しかし保守派は前進党を孤立化させ、第2党のタイ貢献党は保守派と大連立を組んで首相の座を得た。

 民意を無視した政治的な策動を国民は冷ややかに眺めている。関心はむしろ、22日に15年ぶりに帰国したタクシン元首相(74)に集まっている。タイ貢献党は、タクシンがつくり、一時は圧倒的な支持を集めたタイ愛国党の後継政党なのだ。タクシンはいまも、タイ貢献党に対して絶大な影響力をもっているといわれる。...

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