慶応「丸田湊斗」、先頭打者本塁打の衝撃…たった1度しかない決勝戦での“サヨナラホームラン”を振り返る
酷暑の夏の甲子園大会は、8月23日、仙台育英(宮城)を破った慶応(神奈川)の107年ぶりの優勝で幕を閉じた。前回の優勝は1916(大正5)年の第2回大会で、ロシア革命の前年だ。今大会、近畿勢は7年ぶりにベスト8に1校も残れず、逆に東北勢の活躍が光った。そうした中、思い出されるのは、1977年大会の決勝での「サヨナラホームラン」だ。【粟野仁雄/ジャーナリスト】
慶応のトップバッター・丸田湊斗は試合開始直後にホームランを放ったが、夏の決勝での「先頭打者ホームラン」は史上初だった。...