血を流して倒れた男性のそばにあった拳銃 男性の素性から見えてくる元ヤクザならではの「入手ルート」

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拳銃の入手ルート

 今回亡くなった西野組長は、この2代目古川組に内紛が起こったころに稼業から足を洗ったことになっていたという。

「西野組長は元々、古川雅章組長の実弟・信夫組員(古川組舎弟頭)の舎弟の立場で、その後に雅章組長の直参となったと記憶しています。余談ですが、信夫氏は、有名弁護士の大平光代さんと結婚していた時期がありました。この大平弁護士の壮絶な人生は、ベストセラーになった『だから、あなたも生きぬいて』に詳しく綴られています」(同)

 西野組長に話を戻そう。引退後、経済的には困っていなかったという。

「ビジネスの才覚があったようで、羽毛布団関連なんかを手広くやっていたんじゃないですかね。彼の所有するビルはエレベーター付きの4階建てで、立派な建物だと聞きました。

 ただ健康には問題を抱えていて、最近は脳梗塞を患って治療を受け、退院したばかりだったようです。昔は肥えていて、心臓が悪いというふうに言っていましたね。そこに脳梗塞が加わったとなると結構キツかったのではないでしょうか」(同)

 仮に拳銃が自分のものとなると、気になるのは入手ルートだ。

「昔のツテをたどって、拳銃2丁と銃弾4つを手配したようですね。ヤクザでなければ難しいでしょう」(同)

 一応警察は事件の可能性も視野には入れて捜査を進めるそうだが――。

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