アンチエイジングで年商18億円! 元女優・君島十和子が語る経営哲学「きれいでいるのも仕事」
「きれい」も仕事
それにしても、年齢を知っていなければ10歳ぐらいは若く見えそうである。
「とてもうれしい評価ですが、化粧品やサプリは競争の厳しい世界。私の見た目が会社の製品の実力と評価されていると思うのです。言うなれば私は“会社の顔”。きれいであることも仕事です。ハイヒールも昔ほど履けなくなりましたが、スニーカーばかりだと足が慣れてしまうので、定期的に履くようにしているんです」
それでも40代を過ぎた頃から年齢を感じることも多かった。
「地下鉄の窓に映った私の顔にがくぜんとすることもありました。でも、知識によって工夫できることもある。たとえば年を取ると外側だけのケアでは肌の美しさは保てません。だから最近はインナーケアといって、腸の働きを改善することで肌の健康につながるサプリも開発しています」
年配男性へのアドバイス
十和子さんは4月に『アラ還十和子』(講談社)という著書を出している。30~40代の働く女性に向けて書いたもので、子育てや美容法、夫との関係や料理と内容は幅広い。目下8刷というから若い「トワラー」も増えているのだろうか。
最後に年配の男性にもアドバイスを、と聞くと、
「紫外線対策です。私の体験からも肌にはこれがよくありません。人生100年といわれる時代ですから年配の男性だって外見が大事。特に首周りに当たる日光には日焼け止めなどでカバーしたほうがいいですね」
かつてのキャンペーンガールが、アンチエイジングの伝道師の顔になった。