TBS「世界陸上」 織田裕二ロスでテレビ局が得た教訓
失って初めてわかるありがたさ……。8月19日、「世界陸上ブダペスト」(TBS)が幕を開けた。ところが、なんだか物足りない。白々しくも暑苦しくてうるさい、あの織田裕二(55)がいないのだ。
***
【写真を見る】このアツい顔がもう見られない 13大会、実に25年間『世界陸上』の実況を務めた「織田裕二」
初日の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯:以下同)は、15時からが3・2%、19時からが6・1%だった。民放プロデューサーは言う。
「昨年のオレゴン大会、つまり織田ラストイヤーの初日は朝8時45分からの放送でしたが、視聴率は6・5%を記録しました。世界陸上は隔年で開催されており、前回大会はコロナ禍のため1年延期されての開催だったので、今年が予定通りになります。2年連続となってしまった気の毒な面はあるものの、視聴率は明らかに落ちています」
SNS上ではそれを証明するように、嘆きの声が広がってる。
《世界陸上、織田裕二が居ないとなんか違う…。織田ロス。》
《織田裕二のいない世陸始まる。悔しいけど“織田ロス”なう。織田裕二の陸上愛がうざくもあり、うれしくもあり…そんな世陸が好きだったのに。》
《今年世界陸上に織田裕二さんいないんだ。そりゃ織田ロスだわ。最初はなんで織田さん?って思ってたけど(すみません)、いつの間にか世陸といえば織田さんなイメージだったな。》
《世界陸上の織田裕二に関して、賛否はあるだろうが、日本人選手と世界のスーパースター数名だけをピックアップして「ガンバレ!」と応援する番組構成に対し、MCの織田裕二が好き勝手に、「あの選手もすごい」、「あの選手が好き」とコメントを挟むことで、中継に奥行きが広がっていたんだなぁと思う》
[1/3ページ]